私にも龍がいた!②

①からの続きのお話。

そんなある日、めちゃくちゃ体感のある夢を見たんです。


地中深くて暗~い洞窟を歩いています。

今思うと、江の島の岩屋みたいな空間。

暗い中歩き続けていると、洞窟の中に閉じ込められてる何かが!


何だろう?と思って伺うと、そこには真っ黒で怖そうな龍がうずくまってます。

「うわ~やべーやつだ!」

そんなことを思う間もなく、龍の恐ろしく光る目と目があって、稲妻が走るような衝撃をうけ私は気絶したのでした。。。夢の中で。


その頃の私は、自分のネガティブなところを無意識だけど必死で隠していたんですね。

清く正しく、そして優しく!!それが私(笑)

なので、黒龍と縁があるなんて思ってもみなかったんで、リアルな夢だったな~で終わらせてました。


でも、その頃くらいから”頭にきて怒る!キレる!そして喧嘩する!!”そんなことが多発しました。喧嘩するなんて、ほーんともう何年もしてなかったんです。(夫婦喧嘩はのぞく)

それが、店員さんやら、メルカリでやら、友達、親兄弟、怒りまくりの日々。


怒りまくって、やっと隠れてた本当の気持ちに気が付きました。



「もっと私を大切にして!」

「ちゃんと私をみとめて!」

「私を愛して!」



恥ずかしくて口に出して言えないから、相手を非難して怒ってたわけです。

私は子供の頃、ずっと怒ってたってことも思い出しました。


「親のくせに!!」

「大人なんだからちゃんとしてくれ!!」

「子供は大切にされるべき!!」


家庭環境がバイオレンスだったのもあるけど、気質的が荒いのは間違いなし。

小学校でも喧嘩をふっかけ、気に入らない先生に反抗し、弟は力で抑えこみ、、

今思うと荒々しさこの上なし、ですなw


そんな自分のダークな面と強制的に向き合わされ、そして段々と着実に

「あの洞窟にいたのは私の中の黒龍だ!

出てこないように押し込めたのも私。」

と、確信していきました。


自分の荒くて激しい面を、ある時から嫌って抑え込んで、優しくて心の広い自分になりきってたんですね。


「私が怒ってたのは目の前の相手じゃなくって、本当は自分自身に対してだった」

ことにも気がつきました。


私を大切にしてないのも私。
私を認めてないのも私。
私を愛してないのも私。


自分に腹をたててるのを気がつかせるためのダミーが、喧嘩相手だった。

他人に求めてもずっと満たされない。

だって本当は私自身に愛してほしいから。


私の中の黒龍が、ふと柔らかくなったのを感じたのでした🐉



つづく

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